子供はいったい誰のもの!?

当教会では、不定期ですが、子育て中のママが集まる「ママ会」をしています。

子育てのこと、普段の生活のこと、何でも話せるママ友がいるって、ホント助かりますよね。

ママ会では、夕食を食べながら、ただただおしゃべり。

その途中で、牧師による短い聖書の話をさせていただいています。

先日は、「子供はいったい誰のもの!?」というタイトルでお話しさせていただきました。



画像赤ちゃんが誕生すると、日本では、お七夜、お宮参り、お食い初めなど、いろいろとお祝いの行事をしますよね。

教会では、「献児式」という儀式をします。



1.献児式~キリスト教では、子育てをこのように考えます~

イエスがお生まれになったとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行きました(ルカによる福音書2:22-24)。

これにならって教会では、両親が生まれた子を主に献げる「献児式」という儀式をいたします。

両親が、生まれた子を主のものとして献げ、その養育を任された者としての自覚を持ち、子育てに献身する意思を表明し、加護を祈る儀式です。

要点は3つあります。

①子供は、親のものではなく、神様のものです。すべての命は神様のものです。

②神様は、その子の養育をあなたに任せてくださいました。

③ですから私たちは、神の前に子供を守り育てなければなりません。私たちは、子育ての責任を神に対して負っています。


2.子供のためにならない子育て

「子供のためにならない」とよく言われるのは、おおざっぱに言って次の3つです。

①甘やかし過ぎる子育て
  ・・・これは、愛情で子供を支配しようとしています。

②厳しすぎる子育て
  ・・・これは、厳しさや力で子供を支配しようとしています。

③放任し過ぎる子育て
  ・・・これは、子供に対する無関心、子育ての責任の放棄です。

どれも、子供を一人の人間として扱わず、まるで自分の所有物であるかのように、自分の意のままにしたいと望んでいます。

「だって、私の子供なんだから・・・!」と反論されそうですが、このとき、「 “私の” 子供なんだから」というように、私のものという意識が強く働いていることに、ご本人は気づいておられるでしょうか。

①②は、子供を一人の独立した人間として認めず、自分の一部であるかのように思っている点で、距離が近過ぎです。

③は、反対に距離が遠過ぎます。

つまり、問題のある子育ての多くは、親が子供との距離をうまく取れていないことから生じているように思えるのですが、いかがでしょう。


ここで、「献児式」を思い出してください。

まず、「子供は、私のものではない」と考えることで、子供は親とは違う別個の存在であるということが意識できるようになります。

次に、「子供は、神様のものである」と考えることで、子供の命を尊重し、子供の人生を尊重する意識を持てるようになります。

さらに、「私たちは、その養育を神様から任されているのだ」と受け止めることで、「私たちなりに、子育てをしっかりしていこう」という、子育てを“する”意識(使命感と言ったらおおげさでしょうか)が、生まれます。

このように献児式には、キリスト教における子育ての考え方がよく表れているのです。


3.私たちの子育てを、神様が助けてくださいます。

画像この地上に、完璧な親なんて一人もいません。完璧な子育てもありません。

子育てには、悩みがつきものです。


しかし、神様が私たちを助けてくださいます。

子供を親のものだと思っていると、先ほど見たように、子供を支配しようとしたり、放任したりする可能性があります。

また、「子供は親のものだから、子育ての責任はすべて親にある」と考えて、「何でも完璧にしなければ!」と思うようになると、子育てはものすごいプレッシャーを感じるものになってしまうでしょう。


子供は、何よりもまず、神様のものです。

神様は一人ひとりの子供を愛しておられます。

そうです、あなたのお子さんは神様に愛されているのです!!

神様は、愛を持って、お子さんを守り導こうとされています。

ですから、私たちは、この神様を信頼してよいのです。

神を信じ、子供の人生を神に委ねることで、私たちは不必要なプレッシャーから解放され、平安を持つことができるようになります。


神様は、お子さんの養育を、 “あなた” に任せてくださいました。

あなたを愛し、信頼しているからです。

神様は、あなたのお子さんを愛するように、あなた自身のことも愛しておられます。

子育てをすることで、自分が、両親や周囲の人々にどれほど愛されて育ってきたかがわかるようになる、ということがあるでしょう。

同じように、子育ての中で、神様を意識するようになると、自分がどれほど神様に愛されてきたかがわかるようになります。

「これまでのあなたの人生」が神によって守られてきたように、
「これからのあなたの人生」も神が守ってくださいます。

あなたがお子さんのことで悩むとき、神様があなたの悩みを受け止めてくださいます。

あなたがお子さんのことで喜び笑うとき、神様もあなたの幸せを喜んでくださいます。

画像いつも、どんなときにも、神様が共におられます。

子供たちと私たちを愛して、守り導いてくださる神を信じて、共に歩みませんか。

というようなお話をしました。


子育て中のみなさん、教会にいらっしゃいませんか?

教会では、0歳から未就学児のお子さんとママ対象の「親子サロン」をしています。

担当する牧師夫人は、現役保育教諭で乳児保育の経験が豊富です。

牧師も、保育園用務員・保育教諭・放課後児童支援員・社会福祉士で、学童保育指導員歴は10年以上になります。

こどもたちを祈って育む、子育て仲間の輪を広げていけたらと思っています。

現在、「親子サロン」は不定期ですので、参加ご希望の方は、ぜひ一度お電話くださるか、教会の主日礼拝にお越しください。

毎週10~15人ほどが集まる肩肘張らない素朴な教会です。
教会の礼拝は、信者であるなしにかかわらず、どなたもご参加いただけます。
小さなお子さん連れも歓迎です。別室がございます。
ぜひお気軽にお越しください。